TIMOR LESTEシリーズ BENTI NENQAシリーズ

Mickey社長のBlog

TIMOR LESTE 久しぶりの産地!Promised Land 東ティモール2

TIMOR LESTE 久しぶりの産地!Promised Land 東ティモール2

“世界を救っている”オリジナルのハイブリットティモール自体の味わいは? NZ時代から数えれば15年以上味わって来ている僕が言うので間違いないです〜 東ティモールのコーヒー栽培技術&知識の向上により飛躍的に向上し続けています!!首都ディリには本格的なカフェ(消費)もポピュラー、農園(生産)も毎年栽培に改良を加え日々努力を続けています。 実は2020年、現地訪問は叶いませんでしたがお世話になっているParcicさんの企画でオンラインツアー(LIVE)で産地を体感させて頂く事が出来ました。 初めて見るアイナロ県マウベシのエルダウトゥバ村のLIVE映像が今でも鮮明に蘇ります。 その際に訪れたジョアンさんとは今回の訪問時に再会(現地では初めてですが、始めましての感覚は僕にはなかったです笑)出来た事は感動でした...  やっと叶った〜念願の東ティモールTimor Leste!   東ティモールはインドネシアから2002年に独立を果たしたアジアで一番若い国! 16世紀以降ポルトガル領、1974年に主権を放棄するまでの500年弱、第二次世界大戦中は日本も侵略した歴史もあり、1974年以降独立まではインドネシアに併合されながらも30年に及ぶ独立運動を経てようやく自分らの国を建国出来たのです。人口は130万人、平均年齢は16歳(2008年統計)、30歳以下の人口が70%を超えている日本と真逆な人口構造、貧困率は40〜50%でアジアの最貧国と知られています。 思えば僕が生まれた1967年は1945年の終戦後22年経った時、もちろん「戦争を知らない子」です...東ティモールも独立して今年22年後でしたので何か感慨深いです。まだ幼い子達、特に今年生まれた子供は当時の僕の様に『独立運動を知らない子供』なのでしょうね... 首都のディリに到着すると『最貧国』のイメージする姿は、国際空港の規模感くらいで街中を車で巡っている限り全く感じる事はありませんでした。 面白い事に通貨はUSドル。20ドル以上のUSドルは使えるのですが、お釣りは全てcentavoセンタボという東ティモールの通貨(=価値はティモール内ではUSドル/セントと一緒)でお釣りが来るのです。センタボ=セントと思った方が良いですね。 50centavo(センタボ)の裏には『コーヒー豆』のデザインなんですよ〜ここ注目です!! キリスト教徒が97%以上でカトリック、ポルトガルの影響でしょうね〜ブラジルの丘の上に聳えるキリスト像は有名でオリンピックの時に目にした方も多いと思いますが、実は世界で2番目(ブラジルの次)に大きいキリスト像が実はティモールの丘の上に聳えていて絶対近くで見たかった!...実は9月にローマ法王が来る為改修工事の真っ只中...残念でしたが、サンセットタイムにビーチからその勇姿を拝める事が出来ました。 

TIMOR LESTE 久しぶりの産地!Promised Land 東ティモール2

“世界を救っている”オリジナルのハイブリットティモール自体の味わいは? NZ時代から数えれば15年以上味わって来ている僕が言うので間違いないです〜 東ティ...

TIMOR LESTE久しぶりの産地!Promised Land 東ティモール1

TIMOR LESTE久しぶりの産地!Promised Land 東ティモール1

2019年のエチオピアを訪問後、コロナ禍の影響を受けてコーヒー産地を訪れる事が遠のいてしまいました。 2020年は NZ在住時に出会って日本に帰国後FWCFを始めてからずっとSOUL BEANSとして使用している東ティモールの地を訪れる計画を建てていたのです... あれから4年、ようやく東ティモールの地に降り立つ事が出来ました。 世界最貧国...この異名を持ち、今では“世界を救う品種”となっているハイブリットティモールはポルトガル統治下の東ティモールで誕生しました。 “世界を救う?”どういう意味か... 2013年と言えばちょうどFWCFの1号店を仙台市泉区に開業した頃、スペシャルティコーヒー業界を悩ましていた問題が『サビ病』と呼ばれる中米のアラビカ種栽培に猛威を奮っていたサビ菌と呼ばれる細菌がコーヒーの葉に付着する事により錆びた様に歯の裏側にオレンジの1〜2ミリの斑点が付き(約100万個の胞子が存在)、最適な温度/湿度が揃うと急速に加速し、最終的には斑点が黒く大きくなり光合成が出来なくなり、葉が落ち、最終的には根をも脅かし2〜3年で枯れてしまう恐ろしい菌による被害です。 気候変動による影響、耕作放棄地からの浮揚による被害...ロブスタではなく、繊細な味わいを持つアラビカ種はこの菌への耐病性が弱い為、1970年代にブラジルで流行後、中米諸島へ移り世界のコーヒー市場に多大な被害を与えていたのです。 1861年にアフリカのビクトリア湖周辺で発見されたサビ病はアジア/アフリカで栽培されていたアラビカ種に多大な被害を与えて行きました。その結果、今ではコーヒー生産地のイメージのないスリランカでは1860年末にサビ病の被害により全滅した事実があります。 東ティモールで生まれたハイブリットティモール種(以下H・T種)は、ロブスタとアラビカの自異種間交配種として偶然生まれたH・T種は正に奇跡の始まりだったと思えます。先述した様にカネフォラ種(ロブスタ種)はサビ病に強い特性があり、味わいの良いアラビカ種の両方の特性を持った正に最強の品種となりました。 但しアラビカ種の中では味わいは低レベルとされていましたが、時代を経て様々な品種と交配種を繰り広げて現在はその第一弾としてブルボン系のカツーラ(カトゥーラ)種と交配させて成功した『カティモール』、ブラジルではブルボン系のヴィジャサルチ(コスタリカで発見された変異種)との交配種『サルチモール』、エチオピア原種系のルメスーダンとブルボン系K7とブルボン系SL28とカチモールを人工交配させた『ルイル11』...交配第一世代F1種達が更なる交配を重ねて現在の気候変動に影響を受ける世界のコーヒー市場を支えています。

TIMOR LESTE久しぶりの産地!Promised Land 東ティモール1

2019年のエチオピアを訪問後、コロナ禍の影響を受けてコーヒー産地を訪れる事が遠のいてしまいました。 2020年は NZ在住時に出会って日本に帰国後FW...