BENTI NENQA農園/サイト カッピングツアー

BENTI NENQA農園/サイト カッピングツアー

2017年、突然泉店に訪れた一人の男性...

サスティナブルという言葉はSDGsですっかり定着していますが、『サードウェーブ』と呼ばれ始めたコーヒー第3世代の『根幹』はトレーサビリティ&サスティナビリティ。


この男性こそがMETAD社(エチオピアの農業法人)の伝道師...

そう!浅野文章さん(Javier)〜

当時FWCFも店舗は3店舗(泉/ダウンタウン/三春)全てが焙煎機を要する店舗でロースターとして成長(今も発展途上です!)している時期で、スペシャルティコーヒーの理念を追求して新たなコーヒー豆を模索しておりました。

ALAKAという農園(サイト)の豆をサンプルで頂き、翌日だったかその次の日か...何気なくカッピングをしてみると!

『これは!... 』

本当に衝撃的でした。それまでは商社さんから仕入れたECXのG1がほとんどでなかなかトレーサビリティ(生産者が誰で、どんな環境で作られているか?品種や精製所等のディテールが微妙)に欠ける商品しかなく、エチオピアの美味しい味わいはもちろん感じるのですがどうしても生産者が見えてなかった...ECX商品の限界でした。

帰国後スペシャルティコーヒーの世界を教えてくれた師匠と仰ぐ青森のコーヒーカラーズの木村さんに電話して、泉店でお会いした時に紹介しておいたのでどうでしたか??って。木村さんの感想を聞いてみると興奮気味に『凄いね〜』今でも忘れない木村さんの言葉! もちろん僕も共感してALAKAのコーヒー豆の取り扱いを開始しました。

ALAKAはオロミア州のGuji(県)のHambelaハンベラ(郡)というエリアです。 当時はGujiという名前は徐々に知られて来てはいましたが、多くはシダモ、イルガチェフェが市場を占めていたと記憶しています。
実際にはシダモではなくシダマ...2019年にシダマ州の格上げされ、イルガチェフェはエリア(町/村落的)の名前でGedeo県で南部諸民族州、ハンベラのあるGujiはオロミア州と詳しい情報が入ってくる様になったのも浅野さん(METAD社)との取引によってです。 Hambelaハンベラという名前はMETAD社が世界に広げた名前だと言っても過言ではありません。それまで誰も知りませんでしたから...

ALAKAはMETAD社の中枢となるウェットミル/ドライミルを完備した森に囲まれ、マントヒヒも生息する大自然の中にある最新鋭で環境問題、周辺の住民達の生活向上(賃金を含めた労働環境)に努めるAman Adnew氏(METAD社オーナー)の『理念』の基づいたコーヒー精製基地なのです。農園は近隣の小農家から形成されていて苗の供給〜農業技術〜コーヒーチェリーの管理と摘み取りに至るまで一貫した管理で『極上のチェリー』を生み出しています。全ての農園(サイト)にその『理念』と『管理システム」を展開しています。

 

 

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