
ブレンドコーヒーって何?
こんにちは!
お久しぶりとなりました。
フラホワのドミンゴです!
今回のテーマでもあるブレンドコーヒー。
よく耳にはしていたけど深く考えたことはかなった!という方も多いのではないでしょうか?
実は奥が深く、種類もコーヒー屋さんの数よりはるかに多く、手間と時間もかけています…
「イメージの味にするにはもう少しアクセントのエチオピアの割合を…」
「もう少しボディーしっかりめにしたいから深煎りブラジルの割合を増やして…」
「やっぱり減らしてみようよ!」
「…。(豆無くなってきたぞ…)」
こんな感じのやり取りを1人脳内や複数人で時間をかけて行っていると思うと…(想像でしかありませんが)言葉にならないくらいリスペクトです。
そこも含めたブレンドコーヒーの魅力。
皆さんのコーヒーへの興味をより前進させるキッカケとなれれば幸いです。
さて本題へと移ります。
いきなりですが、
〇ブレンドじゃないコーヒーとは何でしょうか?
シングルオリジンとも言いますが、その名の通り何もブレンドされていない1種のみのコーヒーの事を指します。
例えば、ブラジル 〇〇〇農園と表記されているような単一のコーヒーです。
〇ブレンドコーヒーとは何でしょうか?
こちらもその名の通りブレンドなので、2種類以上の違った豆が混ぜられているコーヒーの事を指します。
配合の割合や豆の種類、焙煎度合いもお店によりさまざまで、作り手の好みや個性も出やすいのも特徴です。
また、ブレンドの方法も大きく分けて2パターンあります。
〇生豆の状態からブレンドしまとめて焙煎するプレミックス
プレミックスは一度の焙煎で沢山のブレンドコーヒーを作ることができます。
ただ、産地や特徴の違う豆でも焙煎度合いが全て同じになります。その為、味の均一性は高くバランスの取れたものが多いです。
ただ全ての豆に合った焙煎をすることは難しく、平坦な味にもなりやすい傾向にあります。
〇焙煎した豆をブレンドするアフターミックス
アフターミックスは各豆を焙煎した後にブレンドをする為、手間はかかりますが豆に合った焙煎が可能となります。
1種類ずつ個性を活かした焙煎のブレンドとなる為、配合により好みのブレンドを作りやすいのも特徴です。
なぜブレンドコーヒーがあるのか?
理由はさまざまで、美味しさの向上・安定性・コスト管理・独自性(ブランド化)などが挙げられるかと思います。
〇美味しさの向上
異なる特徴の豆を組み合わせることで、シングルオリジンでは出せないバランスの良い風味を生み出せる。
〇安定性・コスト管理
コーヒー豆は収穫年度や産地、天候による風味の変動もある為、複数の豆をブレンドすることで季節や収穫年度による味の変化をほぼ一定に保つことができ、安定した味と価格を保ちやすくなる。
〇独自性(ブランド化)
お店の核となるブレンドを作り、提供し認知していただく。 例えば、フラットホワイトのエスプレッソはこういう味がして...など、『この店の味』を定着させる。
ブレンドコーヒーの歴史
始まりは16~17世紀頃、イエメンのモカとインドネシア・ジャワ島の豆が、紅海~インド洋を航行する船上で混ざり合い自然な形でブレンドされたのが始まり。 この偶然による混合が「世界で最初のブレンドコーヒー」として成立したと考えられています。(諸説あり)
通称:モカジャワ
モカ:華やかな酸味、チョコやフルーツの香り
ジャワ:滑らかなコクや重厚さ、シロップのような口当たり
ブレンドコーヒーに決まりはある?
結論から言うとブレンドコーヒーに決まりや絶対的ルールなどはありません。
ただ味わいや安定性を整えるための基本ガイドは存在しています。
- 種類は最大でも5種までに抑える
- ベース豆・つなぎ豆・アクセント豆をそれぞれ「万人向け」、「個性重視」など、目的に合わせて配合パターンを変える
- 例えば「グアテマラブレンド」など産地名を使用する場合は、その豆を全体の30%以上含める必要がある。
など、美味しく、そして健全に作る為のルールはあります。
また、これ以外にも基本的な黄金比率も存在しています。
このようにさまざまな方法によりおいしいブレンドコーヒーが作られています。
ブレンドコーヒーをご自宅でも楽しむ
コーヒー豆(シングルオリジン)2~3種類、計量器、保存容器、ミルがあれば自分好みのブレンドコーヒーをいつでも楽しむことができます。
- 目指す味の設定
フルーティ系かビター系かなど - 配合比率を決める
例)ベース70%:アクセント30%など - 豆を混ぜて挽く
通常の抽出器具の挽き目 - コーヒーを抽出する
ドリップなど - 豆は容器に入れて保存
密閉容器で保存。
保存方法はこちらをご覧ください。
ブレンドコーヒーについて、いかがでしたでしょうか?
少しでもブレンドコーヒーについて発見があり、興味を持っていただけましたら嬉しいです!
今回、私も改めて深く考えさせられるテーマとなりました。
ブレンドの難しさ。奥深さ。
その為にはシングルオリジンの時点で豆そのものをしっかり理解しておく必要があり、想像と実行の繰り返しの中で完成していくのかなと思いました…
モカジャワのように何かのキッカケもあるかと思いますが…
でも何より、まずは楽しんでコーヒーを淹れるという事を忘れずに本日も行ってまいります!
最後の最後にちょっとだけ付け足しです〜
コーヒー豆を買ってグラム数を計って抽出していくとレシピによりますが、最後に数グラム余りませんか?シングルオリジンを主に購入して色々試している方に朗報です。
残った数グラムずつのシングルオリジンをかき集めてブレンドして、自分のレシピがあれば、(例えば、フラホワのフルーティ抽出レシピなら、12gのコーヒー豆で200gのお湯)是非、召し上がってみて下さい。
それをメモに取っておけば最高です... 正に奇跡のブレンド作りのネタ本になります。
〜奇跡のブレンドが生まれる事がありますよ!〜
また次回お会いしましょう!