コーヒー豆の挽き方で味は変わるの?

コーヒー豆の挽き方で味は変わるの?

こんにちは、フラホワのLilyです!

今回のテーマは『コーヒー豆の挽き方で味は変わるの?』 
ぜひ、コーヒー片手に読んでみてくださいね~!

 

自宅でコーヒーを淹れる時、
「あれ、なんだか味がしっくりこない…」
なんてことはありませんか?

豆を変えてみたり…
粉の量を変えてみたり…
お湯の量を変えてみたり…

好みの味に近づけるために、試行錯誤しているのでは…?

実はコーヒーの味には、豆の種類や淹れ方だけではなく、「豆の挽き方(=挽き目)」が大きく関係しています。
今回は、コーヒーの味に大きく影響する、コーヒー豆の挽き方(挽き目)についてお話しします。
挽き方によってどのように味が変わるのか、自宅で味を調整するポイントなどもご紹介していきますね!

読んだあと、いつもの一杯がもっと美味しくなるはずです…! 

 

●コーヒーの挽き目とは? 

コーヒー豆は、淹れる前に“粉”にして抽出する必要があります。
これは、豆の表面積を広げてお湯と触れる面を増やし、 香りや味の成分をしっかり引き出すために欠かせないステップです。

その粉の粒の大きさを「挽き目(=メッシュ)」と呼び、この挽き目の違いによって、抽出される成分やスピードや味わいが大きく変わってきます。

豆を粉に挽くためには、ミル(豆を挽く器具)が必要になります。

ちなみに、ミルについてはこちらの記事でも詳しく説明していますので、参考にしてみてくださいませ。
ブログ:『おすすめのコーヒーミルはこれ!

 

● 挽き方の種類とおすすめの器具

コーヒーの「挽き目」は、粒の大きさによっていくつかの種類に分けられます。
代表的な挽き方を、ご紹介します!  

極細挽き(小麦粉のような、さらさらパウダー状)
エスプレッソマシンや、トルコ式コーヒーに使うイブリックなどにぴったりです。

細挽き(上白糖くらいの細かさ)
水出しコーヒーにおすすめ

中細挽き(グラニュー糖くらいの粒感)
一般的なハンドドリップ(ペーパーフィルター)や、家庭用のコーヒーメーカーに適しています。

中挽き(グラニュー糖とザラメの中間くらい)
金属フィルターやフレンチプレスなどの抽出に◎

粗挽き(ザラメくらいの粗さ)
パーコレーターなど、じっくり時間をかけ抽出する器具に向いています。

ご家庭でドリップコーヒーを淹れる場合は、「中細挽き~中挽き」くらいが目安ですが、 使っている器具やミルに合わせた挽き目で抽出することが大切です。

まずは、ご自宅のミルでの挽き目をチェックして、 器具や好みの味に向けて、少しずつ調整してみることから始めてみましょう♪

 

● 好みの味を目指して、コーヒーの挽き目を調整してみよう!

☐お店で飲んだ時となんか違う…
□なんだか味が薄い…
□ちょっと苦すぎる?えぐいかも…
□レシピ通りに入れてるのに、なんだか物足りない…

こんな風に、コーヒーの味に「うーん?」と感じたことはありませんか?
そんな時に、ぜひ試してみてほしいのが “挽き目の調整” です!

≪ 覚えておくと、便利な味の法則 ≫

「なんだかあっさりしすぎるな…」
「味に物足りなさがあるな…」
「薄い…」

味があっさりしすぎる/薄い/物足りないとき 

→ 挽き目を少し細かくしてみましょう。 粉が細かいほど、抽出時間が長くなり、コクや深みが出やすくなります。 「濃すぎてえぐみが出てる気がする」 「ちょっと雑味が気になる…」 「苦すぎる…」

味が濃すぎる/苦い/えぐみ・雑味が気になるとき 

→ 挽き目を粗くしましょう。 抽出速度が上がり、すっきりとした味わいになります。

たった“1段階”挽き目を変えるだけでも、驚くほど味のバランスが整うことがあります。 ポイントは “少しずつ調整” をすること!

「コーヒーの味」というと、豆の種類や焙煎度合いに注目しがちですが、実は“挽き方”を少し変えるだけで、同じ豆でも味わいが大きく変化するんですね!

ぜひ、あなたの好みに合わせて、味のチューニングをしてみてください! 

 

●さらに美味しく飲むためには「飲む直前に挽く」のがベスト! 

コーヒー豆って、挽いた瞬間がいちばん香り豊かなんです。
逆に言うと、挽いた直後から空気に触れて酸化が始まり、少しずつ風味が落ちてしまいます。

だからこそ、できるだけ「淹れる直前に挽く」のがおすすめです! 挽きたては、香り高く、その豆の美味しさを最大限に味わうことができますよ。

より、美味しくコーヒーを味わうためには豆の保管方法も大切です!
特にこれからの季節は湿気も多くなるので、ちょっと気を付けたいポイント。

豆や粉の保存については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブログ:『プロがおすすめ!コーヒー豆の保管方法』 

 

●コーヒーミルがなくても大丈夫◎

「直前に挽くのが良いのはわかるけど…」 
「朝は忙しくてそんな余裕ない!」
という方も多いはず。

そんな時は、お店で挽いてもらうという方法もおすすめです!

フラホワでも、豆をご購入の際に、お使いの器具に合わせて豆をお挽きすることができます。
「こんなドリッパーを使ってます!」など、教えていただければ、器具に合わせた挽き具合でお渡しできますので、お気軽にお声がけくださいね!

 

●「自分のコーヒー味」に出会える楽しさ

「なんだか、コーヒーの味が安定しないなあ…」と感じていた方も、 “挽き目の調整”にちょっとだけ意識を向けてみるだけで、不思議と味が整ったり、ぐっと好みの味に近づいたりします。

コーヒーの味って、正解は一つじゃありません。
その日の気分や、合わせるスイーツによっても「おいしい」と感じる味は変わるもの。

だからこそ、淹れ方・挽き方を試行錯誤することで、
「今日はちょっと細かめで、しっかりめに淹れてみようかな」
「軽めにしたいから、粗めでさっとドリップしてみよう」

そんなふうに、自分だけのバランスを見つけて楽しめるのが、コーヒーの醍醐味だと思います。

 

少しでも疑問があれば、店舗のスタッフに気軽に相談していただけたら、とても嬉しいです。
どんな器具でもお好みの味で美味しく楽しめるように、できる限りサポートします!

これからも一緒に、コーヒーの時間を楽しんでいきましょう!
それでは、また次回の投稿でお会いしましょう

Lily

 

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