コーヒーの味はマグの色で変わる

コーヒーの味はマグの色で変わる

フラホワのニカウです!
僕はバリスタではなく、変態級にコーヒー好きな裏方メンバーで、主にオンラインショップの管理を行っています。
コーヒーを愛して30余年。学生時代から愛してやまないコーヒーですが、最近ちょっと気になる話題を耳にしました。「マグの色がコーヒーの味に影響する」って。
え、そんなバカな!?って思いますよね。
でも実はこれ、オーストラリアのフェデレーション大学(Federation University)と、イギリスのオックスフォード大学の共同研究によって実験され、その論文があるんです!
今回はその内容を綴ろうと思います。

 

味覚は目でも感じる?驚きの研究結果

コーヒーと器の色の関係

今回のネタ元「Does the colour of the mug influence the taste of the coffee?」という論文。
この研究によると、異なる色のマグに同じコーヒーを注いで飲み比べてもらったところ、「マグの色によって味の印象が変わった」という結果が出たそうです。
例えば、白いマグはコーヒーの「苦味」を強調する効果があり、青いマグは「甘さ」を引き立てるのだとか。
また、透明なガラスのマグは白や青のマグの中間的な結果になったようで、色がないために視覚からの影響を受けないようです。
もちろん、本当にコーヒーの味が変わるわけではないので、あくまでも人の感覚によるものです。

 

白いマグはコーヒーの苦味を強調する!?

白いマグとコーヒー

まずは白いマグから。
白はコーヒーの濃い茶色を際立たせます。その結果、視覚的に「濃い!」「強い!」と感じることで、実際の味覚もその影響を受け「苦い」と感じやすくなるそうです。
「苦そうだな。ほらやっぱり苦かった」みたいな。僕も試しに白いマグでコーヒーを淹れてみました。正直、この論文を意識している時点でかなり曖昧な感覚だと思いますが、想像通りのコーヒーの味がしました。
言われてみれば、コーヒー感を強く感じるという印象がある気がします。気のせいかもしれませんが、そう感じました。
でもこれが本当だとしたら、深煎りのコーヒー豆には良さそうですね!

 

青いマグではコーヒーの甘味を強く感じる? 

青いマグとコーヒー

次は青いマグです。
青は「落ち着き」や「リラックス」を象徴する色で、味覚に与える影響もそれに近いものがあるようです。青いマグで飲むと、コーヒーの強さ(コーヒーらしさや苦味のこと)が控えめに感じられる一方で、「甘み」や「深み」をじっくり楽しめるようです。浅煎り好きな僕にとっては注目株。
実際に青いマグで同じコーヒーを試してみました。確かに、甘いというより、白いマグの時よりも苦味を連想しないので、結果として甘味があるように感じたかもしれません。

 

ガラスのマグはコーヒーをまろやかにする? 

ガラスの器とコーヒー

最後はガラスのマグです。
ちょうどいいガラスのマグがなかったので、形が似ている厚手のグラスを使用しました。
透明なマグって、オーストラリアのカフェではよく使われるそうです。
ちょっと扱いに気を使いそうですが、確かに美しいですよね。透明感が心理的に「軽やかでクリア」な印象を与え、味もまろやかに感じるそうです。

これは結構明確だったかも!
飲む前からなんとなくクリアなイメージが強く、全体的にマイルドな印象を受けました。見た目にもちょっと贅沢な気分になれるので、休日の午後なんかにぴったりかもしれません。
逆を言えば、特徴が少ない感じ。でも本来、視覚からの影響を受けずにコーヒーそのものを味わうなら、透明なガラスがベターなのかもしれませんね。

ちなみに、ホットコーヒーをガラスの器で飲む際は、耐熱ガラスのマグをおすすめします。もし、耐熱ガラスがない場合は、キンキンに冷えていない状態でコーヒーを注いでください。先にぬるま湯を注ぐとか。
通常のガラスは一般的に、60℃以上の温度差が生じると割れると言われています。

 

見た目は第一の言葉

コーヒーは道具も楽しめる

この論文では数十人の人に実験をしているそうなので、マグの色によって、心理的にコーヒーの味が違って感じるのは間違いなさそうです。
白いマグで苦味を楽しむもよし、青いマグで甘味を楽しむのもよし、ガラスのマグでまろやかな時間を過ごすもよし。コーヒー好きの皆さんも、ぜひいろいろな色のマグで試してみてください。同じ豆でもマグを変えるだけで新しい発見があるかもしれませんね!
人の感覚っておもしろい!
それなら、コーヒーの味に影響しないケトルやサーバーにもこだわる意味もありそう。コーヒーは味と香りだけではなく、目でも楽しめるとさらに美味しくなりそうです。

 

たかが見た目、されど見た目

この論文を通してもうひとつ思ったことがあります。それは、やっぱり見た目の影響力って大きいなということ。 
以前、インテリア系のバイヤーをしていたのですが、見た目が印象的でユニークなものの方が人気がありました。

たかが見た目、されど見た目。

それはコーヒーの味を変えるだけでなく、僕たちの印象や存在感をも左右する力。
選ぶ服、整える髪型、メガネ、そして表情。全てが他人の記憶に刻まれる一瞬を作ります。
見た目はただの表面ではなく、それは人の「第一の言葉」なのかもしれません。
自分らしさを映し出し、心まで語らせる、その力をちょっとだけ意識してみると、周りの反応も変わり、人生そのものにも影響を与えるかもしれません。
たかが見た目で損はしたくないですね。

僕たちは、日常のあらゆる場面でもつい「これでいいや」と妥協しがちです。
全部とは言いませんが「これがいいな」に変えていってみては?
まずは、フラホワ(FLATWHITE COFFEE FACTORY)の美味しいコーヒーを、あなたのお気に入りのマグで飲んでみることをおすすめします。
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