
コーヒー豆を美味しく長持ちさせる保管方法
こんにちは!Lilyです!
みなさまは購入したコーヒー豆をどのように保管していますか?
実は、コーヒーを美味しく楽しむためには、豆の保管方法もとても大切。
環境を整えて豆たちを保存してあげることで、より長く、美味しい状態でコーヒーを楽しめます!
今回は「コーヒー豆を美味しく長持ちさせる保管方法」について、基本からちょっとした応用まで、解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
✦ コーヒー豆の『鮮度』を保つこと
コーヒー豆は、実はとても繊細で、「生鮮食品」に近い扱いが必要です!
そのため、鮮度を保つことが、長く美味しく楽しむためにとても重要。
コーヒー豆は焙煎直後から、少しずつ美味しさが空気中に逃げ出していきます。
さらに豆の表面や内部では「酸化」が進み、油分が劣化することで風味が損なわれて行ってしまうんですね…
まず知っておきたいのは、コーヒー豆の鮮度を保つうえで注意が必要な「4つの敵」!
それは 、酸素・光・高温・湿気。
●酸素:豆は空気に触れると酸化し、風味も香りも少しずつ落ちていきます。
●光:紫外線などの光でも劣化が進んでしまいます。
●高温:温度が上がると酸化が加速。特に夏場のキッチンは要注意!
●湿気:水分は豆の劣化を早めるだけでなく、カビの原因になることも…
この4つをできるだけ避けることが、コーヒー豆を美味しく保つための第一歩。
まずは、「密閉できる容器に入れ、直射日光を避け、涼しく乾燥した場所に置く」だけでもいつもより、長く美味しくコーヒーが楽しめます。
過去のSallyの記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください!
『プロがおすすめ!コーヒー豆の保管方法』
✦ コーヒー豆の保管場所
コーヒーラバーのみなさまも、コーヒー豆を保管する時に、常温・冷蔵・冷凍の結局どれが正解なの?と一度は悩んだことがあるはず…
注目ポイントは、コーヒー豆を購入してどのくらいの期間保管するのか。
期間によって保存環境を変えるのがおすすめです!
●常温保存
もっとも一般的。
直射日光を避け、涼しくて乾燥した場所で保管すれば、日常的に飲む分には十分です。
1~2週間で飲み切る場合は常温でOK
●冷蔵保存
温度が低いため酸化は遅くなりますが、冷蔵庫内の匂いが移りやすい点には注意です…
そのため、密閉容器が必須。飲む頻度が多く、頻繁に出し入れするなら常温保存のほうが扱いやすいかもしれません。
温度差で結露が出るため、あまり推奨はできませんが、夏場など、高温多湿の環境で2週間を超える保存におすすめです。
●冷凍保存
1ヵ月を超える長期保存の場合はこちら。
ただし、急激な温度差で結露がつくと豆が劣化するので、飲む前に冷蔵庫でゆっくり解凍するのが安心。
粉は劣化が早いため、豆のまま冷凍する方が長持ちします。
こちらも温度差で結露が出るため、あまり推奨はできませんが、長期間保存が必要な場合は冷凍しましょう。
期間はあくまで目安ですが、その時の環境に合わせて、ぜひ保存方法を変えてみてください!
一番は、なるべく温度変化がない状態で、早めに飲み切ることですので、できれば、買う量は「1ヵ月以内に飲み切れる分」を目安にすると、常に美味しい状態でコーヒーが楽しめます!
✦ コーヒー豆の保管容器
次に豆の保管容器についてです!
こちらもコーヒーを淹れている方は、一度は悩みますよね…!
もちろん、購入した際に入っている袋や箱でも、未開封であり、袋にガス抜きバルブがついていれば、そのまま保管しても問題はありません。
ですが、開封後はなるべく空気に触れないよう、密閉容器に入れるのがおすすめ。
そこで、コーヒーの美味しさを守る容器として欠かせないのがキャニスター!
素材ごとに特徴があるので、保管する環境に合わせて選びましょう!
●プラスチック:軽量で安価、匂い移りしやすいものもある
●ガラス:密閉性が良、残量確認しやすい、遮光性は低いので光の当たらない場所で保管
●ステンレス:耐久性もあり、軽量、持ち運びしやすい
●ホーロー:遮光性・耐久性が高い、物によっては密閉性が低い
●陶器:遮光性があり、劣化しにくい、割れやすいので扱いに注意
さらに美味しく長くコーヒーを楽しみたい方は、空気を最大限抜けるタイプのモノ、そして真空保存タイプもおすすめ。
Fellow バキュームキャニスター
中の空気を抜くことで酸化を大幅に減らせるため、「毎日ベストな鮮度で飲みたい」「コーヒーをできるだけ長く美味しく楽しみたい」と思ったら、こうした専用容器にチャレンジしてみるのもありです。
✦ 豆を“寝かせる”という考え方(エイジング)
では、ここで少し応用編です。
コーヒー豆は焙煎直後から飲むことができますし、先ほどお話ししたように、劣化する前に早めに飲み切るのがベストなのですが、果物に『食べ頃』があるように、コーヒーにも『飲み頃』があるのです。
実は、コーヒー豆も寝かせる(エイジング)ことで、より美味しくコーヒーを楽しむことができます。
焙煎直後のコーヒー豆はガスをたくさん含んでいるため、お湯を注ぐとブクブクと多量のガスが発生して大きく膨らみます。
一見、膨らめば膨らむほど美味しそうに見えますが、発生したガスが邪魔をして、粉にお湯が浸透しにくく、十分にコーヒーの成分を抽出できないことがあります。
そのため、焙煎してすぐではなく「5日〜1週間ほど寝かせてから」使うと、適度にガスが抜けて、味わいが落ち着いて本来の香りや甘みが引き立つのです。
深煎りの豆は焙煎時に油分が表面に出やすく、空気に触れることで酸化しやすい特徴があります。
なので、早めに飲み切るのがベスト。焙煎日から5日~1週間ほどが飲み頃です。
一方で浅煎りの豆は油分の表面化が少なく、比較的ゆるやかに風味が変化していきます。
深煎りと比べると酸化が遅いので、1週間~2週間ほどが飲み頃です。
焙煎直後のフレッシュな香りや香ばしさを楽しむのも良いのですが、少し寝かせて“飲み頃”を待つのもまた贅沢な楽しみ方。
「エイジング期間」はあくまで一般的な基準ですが、求める美味しさは人それぞれですので、毎日のコーヒーの変化を楽しみながら、自分の好みの味が出る『飲み頃』をぜひ探してみてください。
保存を工夫しつつ、経過を楽しめるのも、コーヒー好きならではの醍醐味ですね。
もし、フラホワの豆の焙煎日や飲み頃が気になったら、お気軽にスタッフにお声がけください!
✦ まとめ
いかがでしたか?
今回は「コーヒー豆の保存方法」についてでした!
コーヒーは乾物のように見えますが、実は「生鮮食品」に近い扱いが必要です。
保存環境を整えることで、その豆本来のポテンシャルを最大限に引き出せます。
いろいろな保管方法を実践してみて、コーヒーをより美味しく楽しんでみてください。
一番大事なのは、ご自身のライフスタイルに合った方法を選ぶこと!
無理なく続けられる形で、美味しいコーヒーを日常に取り入れていただけたら嬉しいです。
もし、少しでも疑問があれば、どうぞ気軽にスタッフに声をかけてください。
みなさんの毎日のコーヒータイムが、もっと楽しく豊かになるよう、私たちも全力でサポートします!
それでは、また次回お会いしましょう~
Lily