
コーヒーとコーヒー豆の量について
こんにちは!フラホワのSallyです。
みなさんはコーヒーを淹れようと思った時 「コーヒーの豆はどのくらい使うのかな・・・」なんて思ったことはありませんか。
わたしもコーヒーをはじめた当初は分からず、感覚で淹れておりました。
感覚で淹れてしまうと「思った味とちがうな~」「前回は美味しく淹れられたのに…」と、安定した味が出せなかったのを思い出します。
今回は"コーヒーとコーヒー豆の量"についてお話させていただきます。
コーヒーカップに入る量は?
みなさんはどんなカップでコーヒーを飲んでいますか?
カップには様々なものがあります。コーヒーカップとマグカップでは入る量も違います。
左:コーヒーカップ 140㏄
中:コーヒーカップ 200㏄
右:マグカップ 250㏄
コーヒーカップにどのくらいコーヒーが入るかによってコーヒーを作る量を決めていきましょう。2人分、3人分も同様です。これには、ブリューレシオを使います。
ブリューレシオとは
ブリューレシオとは、"コーヒー粉の量とお湯の量の比率” のことです。
世の中には、数えきれないほどの抽出レシピがあります。その抽出レシピを作るときに重要になるのがブリューレシオです。
コーヒー粉の量を1と考えた時の、使用するお湯の量の比率です。
ブリューレシオには基準値がある
「1:15」または「1:16」
「1:15」の場合
粉の量 お湯の量
10g 150g
12g 180g
14g 210g
16g 240g
18g 270g
20g 300g
「1:16」の場合
粉の量 お湯の量
10g 160g
12g 192g
14g 224g
16g 256g
18g 288g
20g 320g
世界トップクラスのバリスタやコーヒーショップのレシピを見てみると、ブリューレシオは同じであることが意外と多いのです。
まずはこの基準値を参考にしてコーヒーを淹れてみてください。
※ブリューレシオは注ぐお湯の量であって、出来上がるコーヒーは注いだお湯よりも約13%ほど少なくなります。これは、粉がお湯を吸収するためです。しかも、焙煎度合いによって多少前後します。コーヒーって奥が深いですよね!
フラホワのブリューレシオ
フラホワブログをご覧のみなさまは、フラホワのブリューレシオが気になりますよね。
フラホワではコーヒー豆の焙煎度や抽出器具によってレシピが異なります。ここでは"ハリオV60”のレシピからブリューレシオを出してみましょう。
■浅煎り~中煎り
粉の量 12g お湯の量200g 「1:16.7」
■中深煎り~深煎り
粉の量 20g お湯の量240g 「1:12」
"浅煎り~中煎り” と "中深煎り~深煎り” と比べてみるとブリューレシオは大きく違います。
焙煎度でレシピが違う
コーヒー豆がどこで作られているのか。
国、地域、標高、気候、土壌、品種など様々です。
フラホワのロースター(焙煎士)は、コーヒー豆の美味しさを最大限に引き出せるように、そのコーヒー豆にとってベストな焙煎をしております。
そして私たちバリスタは、焙煎したコーヒー豆の美味しさを最大限に引き出せるように、焙煎度によって抽出レシピを変えているのです。
コーヒーには焙煎度があり、焙煎度でそれぞれ美味しい淹れ方があると考えております。
ブリューレシオを基準にコーヒーの濃さを調整したい場合
スッキリ、軽くしたい → 右側の数値を大きくする
厚み、濃くしたい → 右側の数値を小さくする
"浅煎り~中煎り”の淹れ方についてはこちら
浅煎りコーヒーの美味しい入れ方は?
ちなみに、わたしのお気に入りのコーヒー豆はこちらです。
是非、フラホワレシピでコーヒーを淹れてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回はブリューレシオ、"コーヒー粉の量とお湯の量の比率”についてお話をさせていただきました。
みなさんが 美味しい!! と感じる味わいは人それぞれ異なります。
ブリューレシオの比率も人それぞれ違っていいのです。
自分好みのブリューレシオをみつけてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。