ベトナムコーヒー最前線<コーヒー生産世界2位> Part.4

ベトナムコーヒー最前線<コーヒー生産世界2位> Part.4

ベトナムのコーヒー生産について語って来ました...ロブスタ種が今でも90%(世界の生産比率はアラビカ60%強ロブスタ40%弱)、アラビカ種は10%でLam Dongラムドン省のDa Latダラットに集中しています。
標高も1200m〜訪れた農園で1800mの高地も存在しており今後のポテンシャルは高い!と実感しました。

UCC

ベトナムアラビカコーヒーコンテスト

UCCベトナムさんの主催するベトナムアラビカコーヒーコンテストは既に11回目を迎える現地では大イベント!Da Lat大学は農業の分野で有名な大学らしく、多くの農業従事者を育んでいる大学らしくイベントはそのメインホールで開催され、一次審査を通過した12ロットで決勝が争われました。

現地の生産者や学生達にとって一大フェスの様な状態...

中でも前日にロブスタ種のカッピングをさせて頂いたDa Latを代表するCOFFEE COMPANY(café、Roaster、自社ファームも保有し栽培も手掛ける) La VietラビエットのWong(ワン)の存在感は絶大でした。

ベトナムコーヒーフェス

ベトナムのコーヒー業界は今まで行った東南アジアの産地のどこよりも素晴らしく完成度の高かった...Wongさんはベトナムの焙煎機の普及にも寄与していて僕らの使用する欧米の焙煎機(フラホワではオランダのGIESEN社とアメリカのLORING社使用中)ではなく、自国の焙煎機の発展の為に使用して共に色々な改善点を見出し『性能の向上と発展に尽力』しているという話を伺い本当に感動しました。

アラビカコンテストはもちろんメインイベントで多くの聴衆が開始と同時に会場を埋め尽くし、僕らもオブザーバーとしてカッピングを行い評価させて頂きました。その様子はローカルTVで配信されており、なかなかの盛り上がりでした。

アラビカコンテスト

カッピング

最終的にはオフィシャルジャッジの方々の評価で順位が決まり、発表が行われ、表彰式も盛大に行われました。今回のコンテストロットの中でお気に入りのロット(結果は2位でした)をフラホワでも今後取り扱いを開始する予定です〜乞うご期待を!!

アラビカのコンテストは盛況で終了し、受賞者の中では昨年1位に輝いた生産者が昨年従来の農園を土地の契約の問題で退去をせざるを得なくなり、受賞賞金で新しい農園を買い今年は新しい農園のロットで参加している生産者のお話なども聞けて、確実にこのコンテストは地元の生産者の為になっていて、まだアラビカ種としては10%とヨチヨチの発展途上の状態ではありますがそれを作る生産者達への『希望』になっている事を実感させ得られました。
ファインロブ生産者(ジアライ省)のWangさんも遠路はるばるコンテストに駆け付けてくれました〜この熱こそがベトナムコーヒーの発展に繋がっている事でしょう!

Wongさん

Da Latのアラビカ種の中にはベトナムで独自に交配種されたTHA1という品種(ティピカ+カチモール)も良好で最近のベトナムアラビカコーヒー市場は熱くなって来ている。

元来、エチオピアとベトナムテイピカの交配種TH-1にカチモールを交配させた収量も多く、病気に強く、味わいティピカ由来の甘さと酸味と『乾燥』に強い品種を作り出している。

こちらの品種もLa VietのWongさんの農園からのロットで知る事になり、彼の農園の苗をDa Latの農家さんへ無償提供を行ってDa Lat全体のコーヒー産業の繁栄に多大な影響を与えている方でした...本当に素晴らしい方との出会いがあり本当に充実したベトナム滞在となりました。

翌日はあっという間の最終日でしたので、Da Latの2農園:ソン・パカマラSon Pacamara、ロック・ラングLoc Rungを訪問させて頂き、2農園とも刺激的な農園でした。

地元でも有名なカフェを運営しているコーヒー生産者のソン・パカマラ農園。

品種は多様でゲイシャ、エチオピア原種(herloom)、カツーラそしてパカマラ!

家族経営の様ですが、比較的街から近い場所の超丘陵地で農園を保有し、ファーメンテーションも多彩、『コーヒー熱』はお揃いのTシャツのメッセージが表している様にひしひしと伝わって来ました!

No Secret Only Passion

ロック・ラング農園は山奥のバンガローの様な建物でカフェを運営しながら確か3つくらいの農園を保有し、若い生産者達で勢いのありそうな農園。Nurseryではゲイシャ、ラウリナ(ブルボン・ポワントゥ/ブルボン原種)、パライネマ(ホンジュラスのハイブリット)など色々な品種を育てていて新しい農園に植えてカチモールがどうしても主流のベトナムアラビカ業界に旋風を巻き起こす予感はする農園でした。

カフェで頂いたリベリカ種のアナエロビックはかなり良い出来で感動しました〜

標高も1600〜1800mとかなりポテンシャルは高い!

ベトナム!!これから目が離せないですね〜

ファインロブと今後のアラビカ市場でのベトナムコーヒーの台頭は確実だと思います。

コーヒー生産だけでなく、確実に消費の面『サードウェーブ系のカフェ』のクウォリティも高いです!!ホーチミン市内のカフェを巡って来ましたがイケてるカフェも多く、その成長スピードの速さにビックリです。

ホーチミン市内のイケてるカフェ

ホーチミン市内のイケてるカフェ

ベトナムコーヒー生産最前線でした。

 

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