
コーヒーの酸味と酸っぱいの違い
こんにちは!初めまして。
フラホワ Clickety-Clacks(長町店)でバリスタをしております、オリバーです!
さて、今回のオリバーが書くフラホワBlog…
テーマは「コーヒーの酸味と酸っぱいの違い」です!
Blogを読んでいただいている方でこんな経験をした方はいませんか?
「苦いコーヒーは苦手だけど、カフェに来たしコーヒー飲んでみたいな…」
「あ!苦みが少ないコーヒーがある! これなら自分も飲めるかも…‼」
(お待たせしました、本日のコーヒー フルーティーです)
「ん…? これ苦くはないけど… なんか酸っぱい…??」
または…
「このコーヒー、コーヒーなのにブドウを食べているみたいな味がする!」
これ実は、コーヒーの持つ「酸味(甘酸っぱい)」というものを舌が感じているからなんです。
1.コーヒーの酸味って?
コーヒーが持つ酸味とはズバリ!
「フルーツのような爽やかで明るい味わい」=甘酸っぱいのことです!
フルーツで例えると…
・レモン
・グレープフルーツ
・ストロベリー
・かぼす などなど!
美味しいとされるコーヒー豆にはこれらのフルーツのような酸味(甘酸っぱい)が感じられます。
スペシャルティコーヒーならではの酸味(甘酸っぱい)で、コーヒー豆自体、コマーシャルグレードとスペシャルティグレードの品質の差は歴然で点数まで付けられていて、スペシャルティグレードは80点以上(コーヒー業界の点数付け)の基準が設けられています。
この酸味があることで、コーヒーに「立体感」や「複雑さ」が生まれるんです!
それが国によって違う味(品種や精製)になったり、同じ国でも作られる地域によって違う味わい(テロワール)になるんですね…
また、コーヒーが持っている甘みやスッキリ感に「酸味」が加わって、甘酸っぱさが感じやすくなります。
(日々の忙しい仕事の後の休日が、とっても充実したものに感じるように…)
これまでの話で、美味しい酸味を感じてみたい!という方におすすめのコーヒー産地があります。
・ケニア(ブラックカラントやベリー系の鮮やかな酸味)
・エチオピア(柑橘系のフレーバーや花のような香り )
もちろんフラットホワイトでもこちらの二カ国の豆、取り扱っていますよ!
〇エチオピア バンティンネンカ農園 ナチュラル
〇ケニア キイCWS ウォッシュド
2.酸っぱいってどういうこと?
今までのお話で、コーヒーの酸味って?」までのお話で、コーヒーの持つ「酸味」に良い印象を持っていただけたのではないでしょうか!
しかし、コーヒーには美味しい酸味以外にも「いや~な酸っぱさ」が含まれていることがあるんです…
「酸味?酸っぱい? …何が違うの?」
「酸味(甘酸っぱい)」は、先程お話した通り「フルーツのような爽やかで明るい味わい」こと!
一方、「酸っぱい」というのは「口の中に不快な刺激やツンとした感覚」のことです!
コーヒーを一口飲んだ時に
・酸味がものすごく際立って甘みなどが感じられない
・飲んだ後に口の中がイガイガしてしまう
こういったコーヒーは「酸っぱいコーヒー」の可能性が高いです。スペシャルティグレードのコーヒー以外は比較的この「酸っぱい」味わいだけが目立っていたり、浅煎りで美味しく飲めるコーヒーにはなりにくいのです。

コーヒーを酸っぱいと感じてしまう原因/美味しくなくなってしまう原因は何か?
原因としては
・熟していないコーヒーチェリーから作られた
*品質グレードの差が考えられます
・淹れる際のお湯の温度
*高いと酸味が強めに出る、低いと酸味が目立つなど諸説あります...お湯の温度で味わいは変わります。沸騰したてのお湯はタブーです。
・コーヒーを抽出するときの時間が短すぎた
*豆の挽き目/抽出不足
・時間が経ちすぎて豆が酸化してしまった
*早めの消費と的確な保存方法
などなど…
そもそもの品質が問題だったり、淹れ方が原因でコーヒーの味が損なわれてしまうんです。
もしかするとどこかで酸っぱいコーヒーを飲まれて
「酸味=酸っぱい」
と思われている方もいるかと思います
しかし、実際には「酸味(甘酸っぱい)」と「酸っぱい」は別物!
もし記事を読んでくださった方で「美味しい酸味(甘酸っぱい)のコーヒーを飲んでみたい!」というかたは、ぜひお近くのフラホワにお立ち寄りください!
バリスタがしっかりと、美味しい酸味があるおすすめのコーヒーをお淹れします!
3.まとめ

コーヒーの「酸味」と「酸っぱい」についてまとめると…
◎酸味とは
「フルーツのような酸味」
「爽やかさ、すっきりした後味」
△酸っぱいとは
「酸味が際立ちすぎて他の味わいが感じられない」
「口の中にイガイガと残る味わい」
コーヒーの酸味は、その豆の個性を引き立てる大切な要素です。
最初は違いがわかりにくいかもしれませんが、いろいろなコーヒーを飲み比べることで、自分の好みが見えてきます!
ぜひ、酸味と酸っぱいの違いを意識しながら、コーヒーの世界を楽しんでみてください!