
缶コーヒーが安い理由
こんにちはフラホワのLeo(レオ)です!
缶コーヒーを飲まれたことはありますか?
たぶん、飲んだことが無い人の方が少ないのかな?と思います。
私も以前は、甘い缶コーヒーをよく飲んでいました。ちょっとした合間に手軽に飲めて重宝したものです。
寒い時期には熱い缶コーヒーをよくカイロ代わりにしたものです...
缶コーヒーとは?
缶コーヒー(かんコーヒー)とは、アルミ缶やスチール缶などの容器に密閉されて販売されるコーヒー飲料のことで、すぐに飲むことのできるコーヒー、コーヒー飲料、コーヒー入り清涼飲料、あるいは(コーヒー入りの)乳飲料です。これらの違いは後述します。
主に自動販売機や駅売店、コンビニエンスストアなどで販売されており、ホットでもアイスでもそのまますぐに飲むことができます。
缶コーヒーの誕生は、UCCの創業者である上島忠雄氏が、駅の売店で瓶入りコーヒー牛乳を飲んでいた際にひらめいたことがきっかけで誕生したそうです。
大量生産と効率的な流通
◼️缶コーヒーの製造工程
1.コーヒーの抽出/
コーヒー豆を選別し、焙煎された後に粉砕されます。その後、専用の抽出機でコーヒーが淹れられ、液体コーヒーが作られます。
2.成分の調合/
ブラックコーヒー、砂糖入り、ミルク入りなど、缶コーヒーの種類によって異なる成分が配合されます。
3.殺菌処理/
安全性を確保するため、抽出されたコーヒーとその他の成分は加熱殺菌されます。この工程により、商品は長期間保存可能になります。
4.缶への充填/
殺菌されたコーヒーが専用の機械を使って缶に充填されます。この過程では、適量を正確に注ぎ込むことが重要です。
5.密閉と包装/
缶のふたを密閉し、炭酸ガスや酸素を取り除いて品質を保持します。その後、ラベルが貼られたり箱に梱包されて出荷準備が整います。
◼️効率的な流通
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工場からの出荷/製造された缶コーヒーは、物流センターや卸売業者に出荷されます。これには、トラックや大型輸送機器が使用されます。
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物流センターでの仕分け/物流センターでは、出荷先(コンビニ、自動販売機オペレーター、小売店など)ごとに製品が仕分けされます。この段階で効率的な配送が計画されます。
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小売業者や自動販売機へ配送/缶コーヒーは小売店(スーパーやコンビニ)や自動販売機の管理業者に届けられます。これにより、私たちが購入できるポイントが幅広く整えられます。
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在庫管理と補充/コンビニや自動販売機では、商品の在庫が定期的にチェックされ、不足している場合は追加で補充されます。特に自動販売機は、エリアごとに担当者が巡回して補充を行います。
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消費者への提供/私たちが店舗や自動販売機で手軽に購入できる状態が整います。この便利さが、缶コーヒーの人気を支えています。
保存期間の長さ
缶コーヒーは保存が利く商品であり、賞味期限が長めに設定されています。これにより、廃棄ロスが少なくなり、コストを低く抑えることができます。
原材料のコスト
缶コーヒーとお店で提供されるコーヒーの大きな違いは、「コーヒー豆の品種」です。一般的に、缶コーヒーに使われているのは「ロブスタ種」。(最近はアラビカ種を使用しているモノもあります。)
低地での栽培が可能で、病害虫にも強く、大量生産しやすいため、安価で提供することが可能なコーヒー豆です。
ロブスタ種は、アラビカ種よりも苦味が強く、カフェイン含有量が高いのが特徴。
深い苦味やコクを求める缶コーヒーや、価格を抑えた製品に使われることが多い品種と言えます。
このロブスタ種を主に使用していることも、缶コーヒーが100円台という値段で提供できている理由の一つと考えられます。
◼️缶コーヒーの分類
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内容量100g中に生豆が5g以上使用されていれば「コーヒー」
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内容量100g中に生豆が2.5g以上5g未満であれば「コーヒー飲料」
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内容量100g中に生豆が1g以上2.5g未満であれば「コーヒー入り清涼飲料水」
『ブルーマウンテン』のように、特定種のコーヒー名を表記した場合は、他種のコーヒーを混合してはならない。
『モカ・ブレンド』のように特定種のコーヒー名と混合した表記の場合は、その種のコーヒーを51%以上使用していなければならない。
などなど、沢山の規約がありました...
まとめ
缶コーヒーは、自動販売機の普及により販売効率が高まることで大量生産され、製造コストが下がることや、流通ルートが確立されており、大量に運ばれることで輸送コストも削減されています。
また、保存期間の長さや、原材料コストによっても価格を抑えられています。
さらに、多くのメーカーが参入しており、消費者に選んでもらうために価格競争が行われ、競争が激化し、結果的に価格の引き下げにつながっているはずです!
缶コーヒーは手軽さが魅力の一つですが、その背後にはこうした多くの工夫があります。
この背景を知ると、さらに缶コーヒーを楽しめるかもしれませんね!
気軽にコーヒー楽しむなら
フラホワで使用しているコーヒー豆はアラビカ種のスペシャルティ(世界のコーヒー豆のTOP5%グレード)で前述したロブスタ種とは大きく異なります。
アラビカ種の国際相場(NY市場)は昨年末2024年12月に史上最高値を付け高騰が続いております。フラホワでは缶コーヒーはありませんが、ラテベース と リキッドアイスコーヒー を販売しており、どちらも簡単に、本格的なコーヒーが楽しめる商品です。ぜひ、お試しください。
お店や、自分で淹れるこの1杯のコーヒーは、プロセスが詰まった1杯なんだな~と今日もコーヒーを飲んでいます。
それではまた、お会いいたしましょう!
Leo(レオ)