スペシャルティコーヒーとは?
フラホワのGeorge(ジョージ)です。
今回はスペシャルティコーヒーの世界にすこ~し踏み込んでみませんか?
コーヒー好きの人はなんとなく聞いたことはありますよね。
知らない方もまだまだ多いと思います。
★スペシャルティコーヒー(Specialty Coffee)
『高品質なコーヒーであること、農園からコーヒーカップまで(From Seed To Cup)
これを徹底した品質管理がなされていること』
そんな高品質なコーヒー豆を作ってくれた人たちへの対等な賃金を支払おう!
という考えからこの流れは出来上がったそうです。
*1982年には、アメリカをはじめ世界各地でスペシャルティコーヒー協会が誕生しました。
スペシャルティコーヒーにとって最も大事な『味』
一般的なコーヒー豆とは異なり、フルーティな味わいでまるで花のような、柑橘のような、ベリーのような、様々な個性を醸し出してくれます。
農園独自の栽培方法や収穫後の処理方法(精製方法)の違いなどから生み出される味 それは様々な工程の品質管理が重要になってきます。
特別な味わいのコーヒーを作る農家では、コーヒーの品種にこだわって収穫、精製処理、乾燥方法などの工程を細かく設定し、味わいをコントロールしています。
私はコーヒーも好きですが、実はお酒はもっと好き!
特にWhisky(スコッチウィスキー&ジャパニーズウィスキー)!!
スペシャルティコーヒーともリンクする部分も多く特に香りやアフターテイストなど 表現できる幅がかなり多いです。
もちろん基準となるフレーバーチャートもあり、スペシャルティコーヒーのフレーバーホールとも似ています。
Whisky...だけではなくwineや日本酒など。
香りは特に大切ですね。
コーヒーもそうですが鼻腔の奥を刺激し、脳にイメージを伝える口に含んだ時の味が思い描いた味わいなのかを、瞬時リンクさせよりイメージを広げさせてくれます。
これは、私たちコーヒーマンが大切にしているカッピング(焙煎後のコーヒー豆の品質を客観的に評価すること香りや・甘味・酸味・苦味の総合評価)にリンクします。
食事などは視覚的要素・香り・食感・味など多岐にわたり五感を刺激してくれますが、飲みものでは、もっともっと深いところで考えを膨らませてくれるそういう楽しみが好きです。
次に挙げたいのは、
サスティナビリティ(Sustainability)
持続可能性のことで、無理なく続けられる形で生産を行い、 生産者の暮らしと消費者への供給の安定を目指していくという考え方で、 スペシャルティコーヒーとの関連性としては、消費者だけではなく生産者にも利益をもたらすことを目標としています。
なぜ?そんなのあたりまえでしょ!って思いますよね。
そこには、コーヒー生産国の実情として貧困を抱える国が多いからなのですが、コーヒー生産地域の多くが中南米、アフリカ、東南アジアが位置しています。
地球儀を思い描いていただくとそこには、大きなラインが描かれます。
いったいなんでしょうか?
出典:https://www.nikkei4946.com/
そう、『赤道』です。
いわゆるコーヒーベルトというのですが、そこはコーヒーの栽培に最適な気候条件が整った地域です。
先にも挙げましたが貧困を抱える途上国が多い地域で農家のほとんどは、実際に消費者がどのくらいの値段でコーヒーを飲んでいるのかをし知らないのが現状です。
また、地域的にもコーヒー栽培の他に違法薬物の栽培にも気象条件が合致する場所もあり、生産農家の中には貧しさから手を出すという人もいるそうです。
そういった環境を変えるべくスペシャルティコーヒーにおけるサスティナビリティは、 生産者の賃金保障だけでなく、環境配慮、社会倫理への配慮についても含まれるのですね。
最後にお伝えしたいのは、
トレーサビリティ(Traceability)
追跡可能性、または流通経路といい私たち消費者の元に届くまでの 経路が明確であること品質の管理が徹底されることでより安心感を与えてくれます。
どこの誰が作ってくれているの?農園は?品種は?精製方法は?流通経路は?焙煎所は?販売元は?など明確化された情報がスペシャルティコーヒーにとっては必須事項なのですね。
道の駅で大人気の野菜たちも同じですよね!
いかがでしたでしょうか?
もっともっと踏み込んでスペシャルティコーヒーの世界をお伝えしたいのですが、今回は基礎編として皆さんのコーヒー知識のお供になればと思います。
また日本のスペシャルティコーヒー協会(SCAJ)に関してもリンクを貼らせていただきます。
どのような活動をしているのか?
アジア最大級のイベントも毎年開催しています。私たちフラホワも参加させてもらっていますのでご覧なって見てくださいね。
フラホワの焙煎士としては、エチオピア バンティネンカ ナチュラルを初めて買う方にはおすすめしたい1品です。
ストロベリーやアールグレイを思わせるフルーティ感の中にも複雑で香り豊かなフラットホワイトコーヒーファクトリーのフラッグシップの豆です。
是非一度お試しになっていただければ、また買いたくなる逸品です。
では、またお会いしましょー!!
Georgeでした~。